2021年5月28日(金)
聖母月の集いが行われました。
カトリック教会では5月を「聖母月」として祝う伝統があります。
春を迎え、希望に満ちたこの美しい月を「聖母マリア」に捧げ祈ります。
本校では毎年「聖母月のミサ」を行っています。
本校の保護者である「聖母マリア」の生き方をとおして、目には見えないマリアからの無限に注がれている愛に心を合わせ、感謝の祈りを捧げます。
しかし、今年も昨年に引き続き、新型コロナウイルス等の感染症防止のため、「聖母月の集い」という形で行いました。
生徒たちは各教室で、放送から流れる聖書のことばや聖歌に心を合わせ、祈りました。
共同祈願では、中学生を代表して、中学1年の宮本一葉さんが、様々な活動が制限されている中でも、強い志を持ち勉強や運動に取り組んでいる先輩方を見習い、思いやりのある人になりたいと述べた上で、一日も早くコロナウイルスが収束し、世界が平和に暮らせる日がくるように祈りの言葉を唱えました。
また、高校生を代表して、高校1年の森日緒里さんが、コロナ禍の過酷な中でも健康でいられるのも天から神様が見守ってくださるおかげですと感謝の気持ちを伝え、世界中の人々が地球を大切に守るために行っているSDGsの活動を、私たちもできるところから取り組んでいきたいという決意とともに祈りを捧げました。
共同祈願のあと、「新型コロナウイルス感染症に苦しむ世界のための祈り」が放送で唱えられ、生徒全員が心の中で一緒に祈りました。
《新型コロナウイルス感染症に苦しむ世界のための祈り》
いつくしみ深い神よ、
新型コロナウイルスの感染症拡大によって、
今、大きな困難の中にある世界を顧みてください。
病に苦しむ人に必要な医療が施され、
感染の終息に向けて取り組むすべての人、
医療従事者、病者に寄り添う人の健康が守られますように。
亡くなった人が永遠のみ国に迎え入れられ、
尽きることのない安らぎに満たされますように。
不安と混乱に直面しているすべての人に、
支援の手が差し伸べられますように。
希望の源である神よ、
わたしたちが感染拡大を防ぐための犠牲を惜しまず、
世界のすべての人と助け合って、
この危機を乗り越えることができるようお導きください。
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。
希望と慰めのよりどころである聖マリア、
苦難のうちにあるわたしたちのためにお祈りください。
集いのあと、生徒一人ひとりが感謝の気持ちやお祈りしたいことなどを「マリア様の手紙」に書きました。
このお手紙は、後日教会へ持って行き、神父様に祝福をしていただきます。