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2021/7/2

中学校 SDGsカードゲーム

6月25日(金)

 

総合的な学習の時間に中学校全体で「SDGsカードゲーム」を行いました。

 

 

今回行ったカードゲーム「2030SDGs」は、SDGsの17の目標を達成するために、現在から2030年までの道のりを体験するゲームです。

 

このゲームは、SDGsの目標を1つ1つ細かく勉強するためのものではありません。

「なぜSDGsが私たちの世界に必要なのか」、そして「それがあることによってどんな変化や可能性があるのか」を体験的に理解するためのゲームです。

 

 

大きなポイントは、ホワイトボードに貼り付けられたマグネットです。

これは参加者全員で創り出す世界の状況を表していて、青は経済、緑は環境、黄は社会を意味しています。

『イマココラボより(https://imacocollabo.or.jp/games/2030sdgs/)』

 

本校で唯一2030SDGsカードゲームの「公認ファシリテーター」の資格を持っている工藤毅士先生をファシリテーターに迎え、中学生をAとBの2つの世界に分けて、2030年にそれぞれどのような社会ができあがるのか見比べました。

 

どちらの世界も先に経済が発展していきましたが、その発展の仕方は2チームで違いました。

Aチームでは、環境を犠牲にして経済が発展したのに対し、Bチームでは、社会を犠牲にして経済を発展していました。

 

10分間の前半を終えて、工藤先生から「Aチームの世界は、お金は潤っていて社会もある程度安定しているが、環境は壊滅的な世界になった。Bチームは、環境が良く、森や海も守られているが、社会が悪くなった。これは、犯罪が横行していたり、教育を受けられない子どもが多かったり、ジェンダー差別もあるような世界になっている。」という説明を受けました。

 

これを受けての後半10分は、それぞれの世界で、3年生が「環境大切にしようね」などホワイトボードを使いながら各グループに呼びかけ、学年を超えた外交が活発に行われていました。

 

結果、どちらのチームの経済・環境・社会のバランスを良い方向に修正し、より良い世界を実現することができました。

 

ゲーム終了後、全体での振り返りをしました。

3年生がリーダーとなって、意見を出し合いました。

 

「SDGsを達成するためには、国同士の協力が必要不可欠だと思った。」

「全世界で17の目標を達成する為には、利益を追求することではなく、自己犠牲を惜しまずに世界を守ることが大切」

 

などの感想が出されました。